血中の好中球数が異常に減少した状態であり、感染症に罹患しやすくなる。好中球が骨髄で産生される速度より、破壊される速度の方が速い場合に、好中球減少症が現れる。
抗原と特異的に結合する性質をもつ蛋白質である。白血球の一つのBリンパ球より産生され、抗原を直接排除する他、免疫系の亢進を誘導する役割を担っている。
かぜの症状に用いられる漢方処方製剤。かぜのひき始めの、胃腸虚弱で神経質な人に適するとされる。
調剤や医薬品の販売等を行うために必要な設備のことをいう。薬局や店舗販売業の許可を得る際には、所定の構造設備を整える必要がある。
太陽光線にさらされることにより、皮膚に"かぶれ"を起こす症状をいう。
細菌や真菌等の微生物が産生・分泌し、他の微生物の増殖を抑制する物質の総称である。
中枢神経系に作用して、精神活動に影響を与える薬物を指し、「麻薬及び向精神薬取締法」で個別に指定されている。抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、催眠鎮静薬等に用いられる医薬品成分は、向精神薬に該当する。
甲状腺から分泌されるホルモンで、トリヨードサイロニンやサイロキシンが該当する。甲状腺ホルモンの受容体は、核内にあり、「甲状腺ホルモン-受容体」の複合体がDNAに結合することにより、遺伝子の転写が調節される。その結果、全身の細胞のエネルギー産生量が増大し、基礎代謝が亢進した状態となる。
橋本病やバセドウ病等がある。橋本病は、自らの免疫細胞が甲状腺組織を攻撃することにより、甲状腺の機能が著しく低下し、血液中の甲状腺ホルモンが減少する。他方、バセドウ病は、自らの抗体が甲状腺刺激ホルモンの受容体を刺激することにより、甲状腺機能が異常に亢進して、甲状腺ホルモンの過剰分泌を原因とする疾患である。
眼球の外壁は、3つの層で構成されており、外側から、強膜、ぶどう膜、網膜と呼ばれる。そして、ぶどう膜は、虹彩、毛様体、脈絡膜という3つの部分からできている。
虹彩は、茶目の部分であり、その中心に瞳孔が存在する。虹彩は、瞳孔の大きさを調節することにより、眼球に入る光の量を加減する働きを行う。
消化管の起点となる器官であり、歯、舌、硬口蓋、軟口蓋に囲まれた空間を指す。摂取された飲食物は、口腔において、歯や舌により唾液との咀嚼が行われ、咽頭へと送り込まれる。また、口腔は、飲食物の通路となる以外に、空気の通り道である"気道"の一部を構成している。
甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症に大別される。甲状腺機能亢進症とは、何らかの原因により甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるもので、動機、息切れ、発汗、体重減少等の症状を生じる。一方、甲状腺機能低下症とは、何らかの原因により甲状腺ホルモンの分泌が不足したもので、皮膚の乾燥、全身倦怠、体重増加等が現れるとされる。
脂質異常症のこと。ほとんどの場合、自覚症状がないので"沈黙の病気"とも呼ばれる。血管壁が厚く硬くなって弾力を失い、血管が狭くなって血液が流れにくくなる動脈硬化を症状とし、脳梗塞や心筋梗塞などの重大な病気を引き起こすおそれがある。脂質異常症は、LDLコレステロールが高い(140㎎/dl以上)高LDLコレステロール血症、HDLコレステロールが低い(40㎎/dl未満)低HDLコレステロール血症、中性脂肪(トリグリセリド)が高い(150㎎/dl以上)高トリグリセリド血症、の3つに分類できる。動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版で、疾患名(高脂血症→脂質異常症)や診断基準が改められた。
薬事法では医薬品等の誇大広告等の禁止〈第66条〉、がんその他の特定疾病用の医薬品の広告の制限〈第67条〉、承認前の医薬品・医療機器の広告の禁止〈第68条〉が規定されている。このうち、第66条、第68条の規定については、メーカーや販売業者だけでなく、テレビ会社、新聞社、雑誌社など何人(なんぴと)に対しても適用される。また、広告方法についても、およそ一般の人に知らせる手段は全て含まれる。
拡張期血圧(最低血圧)が90mmHgより高く、収縮期血圧(最大血圧)が140mmHgの超えた状態が持続するものと定義される。高血圧症は、他の疾患によって二次的に発症する場合もあるが、高血圧症と診断される患者の大部分は、原因のよく判らない"本態性高血圧症"である。
錠剤(口腔用)の剤形の一つであり、唾液によって溶ける性質をもち、口の中で溶かした後に唾液とともに飲み下すことができる。
口腔内または咽頭部の粘膜に局所的に作用し、炎症による痛み、腫れ等の症状の緩和を目的としている。抗炎症成分、殺菌消毒成分、局所保護成分、抗ヒスタミン成分、生薬成分等が配合されている。
眼科用薬の一つ。結膜炎、ものもらい、まぶたのただれ等に用いられる。
口角の皮膚・粘膜に、潰瘍・びらんが生じて口の両端が切れ、口を開けると痛みを感じるような症状のこと。
"疲れやすい"、"脱力感"等の全身の衰弱感を現わすだけでなく、"やる気が起こらない"、"集中力がない"等の精神的疲労感も含んでいる。
検査薬による検出反応が起こるための最低限の濃度をいう。
「特別用途表示の許可」について定めている。厚生労働大臣より、特別用途表示の許可を得た食品は、"特別用途食品"と呼ばれ、厚生労働省令で定める特別の用途に適する旨の表示(乳児用、幼児用、妊産婦用、病者用等)をすることができる。
「健康日本21」を中核とする国民の健康づくり・疾病予防をさらに積極的に推進するため、平成14年に成立した法律である。「健康日本21」とは、平成12年に厚生省事務次官通知等により開始された、国民健康づくり運動のことである。
花粉症等のアレルギー性疾患の治療方法の一つ。アレルゲンを、少しずつ体内に注射し、長期間かけて体を慣れさせることにより、アレルギー反応の生起を抑えることを目的とする。
中性脂肪(トリグリセリド)をアルカリによって、グリセリンと高級脂肪酸塩に加水分解する反応のこと。
弱った胃の働きを高める作用をもつ医薬品。健胃成分は、味覚や嗅覚を刺激して、反射的な唾液や胃液の分泌を促す働きを行う。
弱った胃の働きを高める作用をもつ医薬品。健胃成分は、味覚や嗅覚を刺激して、反射的な唾液や胃液の分泌を促す働きを行う。
日に何度も便意を催すことを下痢という。"軟らかい"、"粥状"、"液体状"の便となる。
血液中の血小板数が減少した状態をいう。血が止まりにくくなり、あるいは、傷がないのに出血が起こることもある。
細胞骨格を構成する蛋白質の一つであり、機械的強度の維持に働く。表皮細胞は、ケラチンを含んでおり、細胞死を迎えると硬化して、毛や爪等の角質組織となる。
屋内塵性ダニの一種で、衛生害虫に該当する。ヒトを刺すことはないが、ダニの糞や死骸がアレルゲンとなって、アレルギー症状の原因となることがある。
屋内塵性ダニの一種で、衛生害虫に該当する。ヒトを刺すことはないが、ダニの糞や死骸がアレルゲンとなって、アレルギー症状の原因となることがある。
まぶたと眼球の間の空間をいう。結膜嚢の容積は、30μL程度とされている。
まぶたと眼球の間の空間をいう。結膜嚢の容積は、30μL程度とされている。
眼球と眼瞼を連絡する膜のこと。強膜の表面を覆う部分を"眼球結膜"、眼瞼の裏側を覆う部分を"眼瞼結膜(がんけんけつまく)"という。結膜は、粘液を分泌して眼球の表面を潤す役割を果たしている。
眼球と眼瞼を連絡する膜のこと。強膜の表面を覆う部分を"眼球結膜"、眼瞼の裏側を覆う部分を"眼瞼結膜(がんけんけつまく)"という。結膜は、粘液を分泌して眼球の表面を潤す役割を果たしている。
血液中のブドウ糖濃度のこと。ブドウ糖は、最も基本的なエネルギー源として位置づけられる化合物である。供給量の多い場合(食後)には血糖値が高くなり、一方、需要量の多い場合(運動時、空腹時)にも、一定の血糖値が維持されている。血糖値の調節には、様々なホルモンが関与するが、少なくとも血糖値の低下に作用するホルモンはインスリンしか知られていない。したがって、血糖値が恒常的に高い場合には、糖尿病等のインスリンに関係する病気の可能性が高いといえる。
血液中のブドウ糖濃度のこと。ブドウ糖は、最も基本的なエネルギー源として位置づけられる化合物である。供給量の多い場合(食後)には血糖値が高くなり、一方、需要量の多い場合(運動時、空腹時)にも、一定の血糖値が維持されている。血糖値の調節には、様々なホルモンが関与するが、少なくとも血糖値の低下に作用するホルモンはインスリンしか知られていない。したがって、血糖値が恒常的に高い場合には、糖尿病等のインスリンに関係する病気の可能性が高いといえる。
血液中には、出血すると、血栓を形成して止血する性質がある。一方で、形成された血栓を溶解する作用を示し、これら両方がバランスよく調節されている。血栓症は、血栓が形成されやすくなり、また、血栓の溶解作用が弱まることによって、血栓が血管を閉塞し、組織や臓器に血流障害を引き起こす症状をいう。
血球成分の一つ。細胞微小器官を含むものの、核をもたない細胞体である。様々な刺激物質に反応して、血小板の形態が変化し、細胞膜上に接着因子が発現することにより、血管壁や他の血小板との結合性が現れる。血小板の顆粒内には、血液凝固に関係する種々の因子が存在しており、これらが放出されることにより血小板凝集反応が亢進される。
月経の10~3日前に現れて、月経開始とともに消失する、腹部膨満感、頭痛、乳房痛等の身体症状、あるいは、感情の不安定、興奮、抑うつ等の精神症状を主体とする。
結核の原因となる細菌の一種であり、空気感染や飛沫感染により伝播する。多くの点で他の細菌と異なる性質をもち、とりわけ、ミコール酸に富む細胞壁を持つことから、消毒薬に対する高い抵抗性を示す。
月経は、通常、1ヶ月程度の周期で定期的に起こる。頻発月経(月経周期が24日以内のもの)、稀発月経(月経周期が39日以上のもの)等が月経不順と呼ばれる。
生理痛とも呼ばれ、月経に伴い下腹部等に生じる痛みをいう。
月経時に、下腹部が痛み(月経痛)、その他、頭痛、発熱、発汗、めまい、下痢、便秘等の症状が現れることがあるが、これらの症状がひどく、日常生活に支障をきたすものを、月経困難症という。他の病気が原因で起こるものを"続発性(器質性)月経困難症"といい、原因となる病気が見あたらないものを"原発性(機能性)月経困難症"という。
女性にのみ起きる生理現象で、女性の一生のうち、妊娠可能な期間に、妊娠期間中を除いて周期的に起こる。月経周期には、個人差がみられ、およそ21日~40日である。月経は、種々のホルモンによって調節されている。
血液中に存在する細胞体であり、赤血球、白血球、血小板が挙げられる。いずれの血球も、骨髄中に存在する造血幹細胞から分化したものであり、共通の起源をもつ。
皮膚深部の毛細血管の透過性亢進によって起こる局所的な浮腫のことをいう。なお、蕁麻疹は、皮膚の表層付近(真皮)の毛細血管の透過性亢進によって生じる。
ヒトの血管は、動脈、静脈、毛細血管の3つから構成される。動脈は、心臓から拍出された血液が流れる血管のことであり、静脈は、末梢組織の血液が心臓へと流れる血管のことをいう。なお、毛細血管は、動脈と静脈の間に存在する微細な血管である。
血中成分の脳への移行を拒む仕組みのことをいい、とりわけ、親水性の物質がその対象となる。毛細血管の血管壁は、血管内皮細胞の単層構造となっており、血液成分がある程度自由に往来することが可能となっている。しかし、脳の毛細血管では、血管内皮細胞が特異的なものとなっており、親水性の血液成分の移行を阻む働きをもつ。これは、脳組織を化学物質や毒素から守護するためと考えられる。
血漿と血球から構成され、血管内を流れる体液の一つである。酸素や栄養分を全身の組織に供給する一方で、二酸化炭素を肺に運び、老廃物を肝臓や腎臓に輸送する働きを行う。また、ホルモンを運搬することにより、体内の各組織・器官の連携した機能発現をとりもつ。その他、血液の循環により、体内で発生した熱を体表面や四肢末端部に分配する役割を果たしている。
血液にかけられた圧力勾配のことをいう。心臓が血液を拍出する際に測定される血圧を、収縮期血圧(最大血圧)といい、他方、心臓が拡張して血液を取込む際に測定される血圧を、拡張期血圧(最低血圧)という。
人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、皮膚・毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦・散布等の方法で使用することを目的としている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう〈薬事法第2条第3項〉。効能効果の範囲が限定されている。化粧品の製造販売には、製造販売業許可が必要となるが、品目ごとの承認は不要である。また、販売にあたっては、薬局や医薬品販売業許可は不要で、一般の小売店で取り扱うことができる。
シソ科ケイガイの花穂を用いた生薬。発汗、解熱、鎮痛作用を期待して用いられる。
皮膚に存在する小さな孔で、この部分から毛が生える。また、毛穴からは皮脂等も放出される。
皮膚の表皮の角質層が特化して糸状になったもの。保温機能や、衝撃を和らげるクッションとしての役割を果たしている。
空間噴射の殺虫剤のうち、容器中の殺虫成分を煙状・霧状にして、一度に全量を放出するタイプのものをいう。
消毒成分である。細菌類や真菌類に対して、比較的広く殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスに対しては効果がない。殺菌消毒薬として用いられる。また、口腔内および咽頭部の局所的な作用を目的として、口腔咽喉薬、うがい薬、口内炎用薬に配合される。塩酸クロルヘキシジンと同じ。