空腸に続く小腸の一部分であり、小腸の下部3/5程度を占める。
2009年10月アーカイブ
アセチルコリン分解酵素の働きを阻害することにより殺虫作用を示す。有機リン酸系殺虫成分と比較して毒性が低い。
温皮膚感覚の一つであり、温度刺激により生じる感覚である。冷覚と温覚がある。
寄生虫病の一つ。回虫が人体に寄生するにより生じる。症状の現れないことが多い。検便の際、あるいは糞便中に回虫の成虫が排出されたとき、しばしば発見される。
耳介で集められた音を、鼓膜に伝える働きを行う器官であり、軟骨組織が皮膚に覆われている。外耳道には、耳毛(じもう)が生えており、空気中の埃の侵入を防ぐ役割を担う。なお、外耳道には、耳垢腺(じこうせん)や皮脂腺が存在しており、それらの分泌物と、埃、外耳道上皮の老廃物が混ざり合って、耳垢(みみあか)が形成される。
体外の音情報を集めて、鼓膜まで伝道する器官。耳介と外耳道より構成される。
完全変態の昆虫であり、その幼虫は水中に生息し、"ボウフラ"と呼ばれる。成虫は羽をもち、飛翔することができる。日本脳炎、マラリア、黄熱、デング熱等を媒介する。
ヒメハギ科のイトヒメハギの根を用いた生薬。去痰作用が期待される。
有機塩素系の殺虫成分。DDTをはじめとする有機塩素系殺虫成分は、かつては一般的に用いられていたが、現在では、オルトジクロロベンゼンを除き、残留性や体内蓄積性の問題から使用されていない。オルトジクロロベンゼンは、ウジやボウフラの防除の目的で用いられる。
ヒトを刺すことはほとんどないが、その死骸や糞がアレルゲンとなり、アレルギー性疾患の原因となる。ヒョウヒダニ、ケナガコナダニ、ツメダニ類が該当する。
寒冷解熱作用の期待される漢方処方製剤。鼻出血、不眠症、ノイローゼ、胃炎、二日酔い、血の道症、めまい、動悸に適するとされる。比較的体力があり、のぼせ気味で顔色が赤く、いらいらする傾向のある人に向いており、体が虚弱な人には不向きとされる。まれに重篤な副作用として、肝機能障害、間質性肺炎を生じることが知られている。
筋組織で観察すると、横縞(よこしま)模様の見られる筋肉のことをいい、骨格筋や心筋が横紋筋に分類される。
脳の下端で、脊髄に続くところに位置する。延髄には、心臓中枢や呼吸中枢等の基本的な生命活動を統御する中枢が存在する。
大腸の一部分のこと。右上腹部から"左上腹部で下に曲がる"までの部分を指す。
"十円はげ"とも呼ばれ、頭部に十円玉程度の大きさの脱毛部分を生じる。自己免疫異常による毛根部の障害、あるいはストレスが原因で引き起こされると考えられる。
口の中の食べ物を、口から咽頭へ、咽頭から食道へ、食道から胃へと送り込む一連の動作を指す言葉。これらの動作のいずれかが障害を受けた状態を嚥下障害という。
歯冠部分において、象牙質の表面を覆う組織。人体で最も高い硬度をもつ。なお、歯根部分において、象牙質の表面を覆う組織を"セメント質"という。
下行結腸と直腸との間に位置するS状の形態をしている大腸の一部を指す。糞便は、下行結腸やS状結腸に蓄積されているが、直腸に送り込まれると、その刺激によって便意が催される。
スティーブンス・ジョンソン症候群の。高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水泡等の激しい症状が、比較的短期間に全身の皮膚、口・目の粘膜に現れる病態である。発生頻度は、人口100万人あたり、年間1~6人とされ、発生メカニズムは不明である。一般用医薬品にも発生する可能性のある重篤な副作用である。
汗腺の一つ。全身の体表面に分布しており、毛穴を介することなく、直接、皮膚面に開口している。エクリン腺からの分泌物は、体表面から気化する際に熱を奪うことから、体温調節の役割をもつ。
液剤には内用のものと外用のものとがある。内用液剤では、医薬品成分があらかじめ溶けており、あるいは分散した状態にあるため、服用後、速やかに消化管から吸収される。したがって、錠剤等と比較して、医薬品成分の血中濃度が上昇しやすい傾向にある。また、錠剤と比較して、医薬品の苦味やにおいが強く感じられる剤形といえる。一方、外用液剤は、軟膏・クリーム剤等と比較して、塗布後、患部の表面が乾きやすいという特徴をもつ。
法令上の定義はなく、一般に、"健康食品"と同様の意味合いで用いられている。
法令上の定義はなく、一般に、"健康食品"と同様の意味合いで用いられている。
食品衛生法施行規則に規定され、1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量が、国が定めた上・下限値の規格基準に適合している食品である。定められた注意事項等を適正に記載した上で、その栄養成分の機能を表示することができる。なお、国への許可申請や届出の必要はない。対象となる栄養成分には、ミネラル(カルシウム、亜鉛、銅、マグネシウム、鉄)とビタミン(ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、β-カロテン(ビタミンA前駆体)、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸)がある。
ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンのこと。妊娠が成立すると、受精卵を取り巻く絨毛細胞から分泌され始め、やがて、尿中からもhCGが検出されるようになるので、妊娠の有無の指標の一つとして利用される。
ビタミンB1欠乏により中枢神経が侵される病気である。急性期には、眼球運動障害、運動失調、意識障害が生じ、慢性期には、物忘れの症状が主体として現れる。
ビタミンB1欠乏により中枢神経が侵される病気である。急性期には、眼球運動障害、運動失調、意識障害が生じ、慢性期には、物忘れの症状が主体として現れる。
ヒト免疫不全ウイルスのこと。白血球の一つのTリンパ球に感染し、これを破壊するウイルス。Tリンパ球は、免疫の発現に重要な役割を果たしていることから、HIVに感染すると、身体の免疫力が徐々に低下することが知られている。そして、ある免疫力の指標を下回った人が、エイズ(後天性免疫不全症候群)と診断される。
体性神経系の一つで、中枢からの情報を骨格筋に伝達する役割を担う。随意筋に区分される。
心不全は、心臓機能が低下し、心拍出量が減少することによって、全身組織が必要とする酸素需要量を賄えなくなる状態をいう。心拍出量が低下すると、利尿が抑制されて循環血液量が増加する。その際、静脈側に血液が貯留(鬱血)することから、このような状態になった心不全を、特に鬱血性心不全という。右心不全では、全身に血液が貯留して下腿浮腫などが起こり、左心不全では、肺に血液が貯留して肺水腫などを生じる。
うがい後に吐き出すものであり、口腔または咽頭部の殺菌・消毒・洗浄、口臭の除去等を目的としている。抗炎症成分、殺菌消毒成分、局所保護成分、抗ヒスタミン成分、生薬成分等が配合されている。
部分的に厚くなった角質の芯が真皮に喰い込んだものであり、圧迫されると痛みを感じる。皮膚の一部に機械的刺激や圧迫が繰り返し加わったことにより、角質層が部分的に厚くなることにより生じる。
ビタミンB1欠乏により中枢神経が侵される病気である。急性期には、眼球運動障害、運動失調、意識障害が生じ、慢性期には、物忘れの症状が主体として現れる。
偏性の嫌気性細菌に分類され、主要な腸内細菌の一つである。組織破壊作用をもつ毒素を放出し、人体に好ましくない影響を及ぼすことから、"悪玉菌"の代表格に位置づけられている。
内臓脂肪の蓄積度合いは、メタボリックシンドロームの診断基準の必須条件とされている。この内臓脂肪の蓄積度合いの指標として、ウエスト周囲径が用いられている。男性85cm以上、女性90cm以上の場合がリスク因子と算定とされる。
ウイルスが消化器に感染して、悪心・嘔吐、下痢等の消化器症状が現れる病態をいう。
ウイルスが消化器に感染して、悪心・嘔吐、下痢等の消化器症状が現れる病態をいう。
核酸(DNA、RNA)と蛋白質から構成される生命体であるが、細胞を構成単位としないため、非細胞性生物(非生物)として位置づけられる。細菌と違って他の細胞体に寄生(感染)しないと増殖することができない。細菌よりはるかに小さく、光学顕微鏡では見ることができない。
メギ科イカリソウのつぼみを含む葉・茎を用いた生薬。強壮作用、血行促進作用、強精作用が期待される。
かぜと同様に、ウイルスが呼吸器系に感染することにより引き起こされる。しかし、感染力が強く、重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われる。
漢方医学では、患者の症状を陰病と陽病とに分類する。陰病とは、臓器機能の低下している状態を指す。
乳児の陰嚢に水がたまる病気で、痛みがなく、片側の陰嚢だけに起こる。自然に治癒することが多い。
消炎鎮痛作用をもつ。筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による鎮痛を目的として、外皮用薬に配合される。インドメタシンを含む外皮用薬は、15歳未満の小児には使用してはならない。さらに、インドメタシンを主薬とする外皮用薬は、11歳未満の小児には使用できない。
咽頭に生じた悪性腫瘍。リンパ節に転移しやすく、喫煙、飲酒等が危険因子とされ、熟年の男性に多く発症する。
業として、医薬品を販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは陳列(配置することを含む)することの許可を受けた者〈薬事法第24条〉。医薬品の販売業は、店舗販売業、配置販売業、卸売販売業の3つに区分される。〈法第25条〉
咽頭は、鼻腔や口腔の奥にある管状の部分を指す。咽頭炎とは、咽頭部に生じた炎症をいう。
食物が通過する"食物路"と、空気が通過する"気道"とが交わる部分を、咽頭という。食物は、"口腔→咽頭→食道"を経て、胃に送り込まれる。他方、吸い込んだ空気は、"鼻腔・口腔→咽頭→喉頭→気管→気管支"を経て、肺に送り込まれることとなる。
白癬菌という真菌の一種が皮膚に寄生することによって起こる疾患。内股に寄生した疾患を"いんきんたむし"といい、手足に白癬菌が寄生したものを"みずむし"、胴や四肢に寄生したものを"ぜにたむし"、爪に寄生したものを"爪白癬"、頭部に寄生したものを"しらくも"と呼ぶ。
勃起障害のこと。陰茎が充分に勃起しないため、性行為が行えない状態となる。
腸閉塞様症状ともいう。腸管運動が低下し、消化管内容物の通過が妨げられた状態をいう。激しい腹痛、おならの停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れ、イレウス様症状が悪化すると、消化管内の消化液が逆流することにより、激しい嘔吐によって脱水症状となり、あるいは、腸内細菌の異常繁殖によって身体の衰弱が急激に進むことがある。小児や高齢者、便秘傾向のある人に、発症リスクが高いとされている。
医薬品の販売広告に係る法令遵守や広告の適正化を図ることを目的に示された基準。昭和55年厚生(労働)省薬務局長通知により定められ、誇大広告等を禁止した薬事法第66条の解釈や一般消費者による医薬品の誤用、乱用助長などを防止するための遵守事項が示されている。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構は、「国立医薬品食品衛生研究所医薬品医療機器審査センター」、「医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構」、「財団法人医療機器センターの一部の業務」を統合して、平成16年に設立された。医薬品の副作用等による健康被害の救済、医薬品・医療機器の承認審査、市販後の安全対策を行う機関である。
医療を受ける者の利益の保護及び良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を図り、もって国民の健康の保持に寄与することを目的とする法律〈第1条〉。第1条の2第2項では、「医療は、国民自らの健康の保持増進のための努力を基礎として、医療を受ける者の意向を十分に尊重し、病院、診療所、介護老人保健施設、調剤を実施する薬局その他の医療を提供する施設(以下「医療提供施設」という。)、医療を受ける者の居宅等において、医療提供施設の機能(以下「医療機能」という。)に応じ効率的に、かつ、福祉サービスその他の関連するサービスとの有機的な連携を図りつつ提供されなければならない」と定めている。
医薬品の使用により生じた副作用被害について、迅速な救済を行うため、民事責任とは切り離し、医薬品製造販売業者等の社会的責任に基づく共同事業として創設された制度。医薬品を適正に使用したにもかかわらず、副作用により一定レベル以上の健康被害が生じた場合に、医療費等の給付が行われる。本制度は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構により運営されている。救済の対象となる健康被害は、昭和55年5月1日以降に許可医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による疾病(入院を必要とする程度のもの)、障害(日常生活が著しく制限される程度の状態のもの)及び死亡。救済の対象とならない場合は、①法定予防接種を受けたことによるものである場合(任意に予防接種を受けたことによる健康被害は対象になる)、②医薬品の製造販売業者などに損害賠償の責任が明らかな場合、③救命のためやむを得ず通常の使用量を超えて医薬品を使用したことによる健康被害で、 その発生が予め認識されていた等の場合、④がんその他の特殊疾病に使用される医薬品で厚生労働大臣の指定するもの、⑤副作用のうち軽度な健康被害や医薬品の不適正な使用によるもの等である場合。
業として、医薬品を販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは陳列(配置することを含む)することの許可を受けた者〈薬事法第24条〉。医薬品の販売業は、店舗販売業、配置販売業、卸売販売業の3つに区分される。〈法第25条〉
厚生(労働)省通知「無承認無許可医薬品の取り締まりについて(昭和46年6月1日付、薬発第476号:いわゆる四六通知)」の中で示された医薬品か医薬品でないかの判断基準。医薬品として認可されたものでないのに、医薬品的な効能効果を標榜しているいわゆる健康食品等の指導取締を行うために示された。いわゆる健康食品はあくまで「食品」であり、医薬品として承認を受けない限り、診断・治療・予防等の効果をうたうことはできない。しかし、健康食品のうたい文句等の表現について、適正であるか否かを判断するにあたっては、微妙な点もある。
医薬品の販売広告に係る法令遵守や広告の適正化を図ることを目的に示された基準。昭和55年厚生(労働)省薬務局長通知により定められ、誇大広告等を禁止した薬事法第66条の解釈や一般消費者による医薬品の誤用、乱用助長などを防止するための遵守事項が示されている。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構は、「国立医薬品食品衛生研究所医薬品医療機器審査センター」、「医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構」、「財団法人医療機器センターの一部の業務」を統合して、平成16年に設立された。医薬品の副作用等による健康被害の救済、医薬品・医療機器の承認審査、市販後の安全対策を行う機関である。
医療機関や薬局、医薬品販売業者等に対する"医薬品等の適正な使用を確保するための安全性情報"の提供システムの一つである。独立行政法人医薬品医療機器総合機構が運営しており、緊急安全性情報、使用上の注意の改訂情報、企業や医療機関から報告された副作用が疑われる症例、製品の回収情報等が紹介されている。
医療機関や薬局、医薬品販売業者等に対する"医薬品等の適正な使用を確保するための安全性情報"の提供システムの一つである。独立行政法人医薬品医療機器総合機構が運営しており、緊急安全性情報、使用上の注意の改訂情報、企業や医療機関から報告された副作用が疑われる症例、製品の回収情報等が紹介されている。
医薬品や医薬部外品に関して、消費者から寄せられる苦情を受付け、これを裁判によらず迅速に解決に導くことを目的としている。消費者が製薬企業と交渉するに際して、公平・中立な立場で相談できる機関である。
医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているものをいう〈薬事法第25条〉。市販薬、大衆薬、OTC薬とも呼ばれる。
医療機関や薬局、医薬品販売業者等に対する"医薬品等の適正な使用を確保するための安全性情報"の提供システムの一つ。厚生労働省が、医薬品や医療機器等によると疑われる重大な副作用等安全性情報について、毎月とりまとめ、医薬関係者向けに発行している情報誌のことである。
痔核ともいう。肛門内にいぼ状の腫れが生じたものをいう。
表皮が隆起してできた、小型で良性の腫瘍であり、ウイルス性のものと老人性のものに大別される。なお、ウイルス性のいぼは、1~2年で寛解することが多い。
我慢できる程度の胃痛、げっぷ、むかつき、腹部膨満感等の症状をいう。
胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から胃壁を保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す、等の作用が期待される医薬品成分のことをいう。
胃壁には胃腺が存在するが、胃腺に分布する杯細胞(粘液細胞)からは粘液が分泌される。粘液は、胃壁に粘液層を形成して、胃酸やペプシンの作用、あるいは、機械的な障害から胃壁を保護する役割を担っている。
胃壁の平滑筋層は、飲食物が胃の中に送り込まれると、その刺激に反応して弛緩する性質をもつ。その結果、胃の容積が拡張し、ある程度の飲食物を胃に溜め込むことが可能となっている。これを胃適応性弛緩という。
胃の粘膜が炎症を起こした病態を"胃炎"というが、胃潰瘍は、粘膜だけではなく、その下の組織まで欠損が及んだものをいう。
眼科用薬の一つ。目の疲れや痒み、結膜の充血を和らげることを目的に使用される。
胃腸の急な痛みは、胃腸の過剰な動き(痙攣)によって生じることが多い。胃腸の運動や胃液の分泌は、副交感神経系の刺激によって亢進することから、胃腸鎮痛鎮痙薬には、副交感神経系を抑制する抗コリン成分が用いられる。抗コリン成分は、アセチルコリンの受容体との結合を妨げることにより、鎮痛・鎮痙効果を発現する。
胃壁には胃腺が存在するが、胃腺に分布する壁細胞(酸分泌細胞)からは胃酸が分泌される。胃酸は、塩酸そのものであることから、強酸性を示し、嚥下した食物の腐敗や発酵を防止する役割を果たしている。
最小有効濃度のこと。生体の効果を生じさせるために必要な刺激の最小値をいう。医薬品が体内に吸収されるにつれて、医薬品成分の血中濃度が上昇し、ある閾値を超えたときに、薬効がもたらされる。なお、医薬品成分は、その代謝や分解が進むにつれて、血中濃度が低下する。そして、閾値を下回ると薬効が消失した状態になる。
呼吸困難ともいう。急性の息切れは、自然気胸(胸腔内に空気が溜まることにより呼吸機能が低下すること)や肺血栓塞栓症等が原因で生じる。一方、慢性の息切れは、肺気腫、間質性肺炎、心不全等に起因し、また、呼吸筋(横隔膜や肋間筋)の衰えにより、呼吸機能が低下することが原因で起こる。
胃の粘膜にできた悪性腫瘍をいう。日本人の熟年男性に多くみられる。
胃の位置が普通より下がっている状態をいい、病気ではない。胃下垂に、胃アトニー等が合併したものは、胃下垂症と呼ばれる。虚弱で痩せている女性に多くみられる。
胃カタルともいう。胃の粘膜が炎症を起こした病態をいい、急性胃炎(急性胃カタル)と慢性胃炎(慢性胃カタル)に分類される。急性胃炎は、ストレス、薬物、アルコール等の刺激性食品が原因で生じる。一方、慢性胃炎は、ピロリ菌が原因で発症するとされる。
衛生害虫の一つ。ネズミを宿主として生息場所を広げる。吸血による刺咬のため激しい痒みを生じ、また、発疹熱やペストを媒介する。
胃無力症とも呼ばれ、胃壁の筋肉が緩み、消化運動が弱まった病態をいう。食事をすると膨満感と圧重感を覚え、一方、空腹時には、苦痛をほとんど感じないという特徴をもつ。
食道と十二指腸の間に位置する消化器系の器官。胃壁からは、胃酸(消化管内容物を強酸性状態とする)、ペプシノーゲン(活性化されると蛋白質分解作用をもつ"ペプシン"となる)、粘液(胃壁を保護する)、内因子(ビタミンB12の吸収に関与)、ガストリン(鉄の吸収に関与)等が分泌される。なお、食道と胃の間を噴門といい、また、胃と十二指腸の間は幽門と呼ばれる。いずれも括約筋によりその開閉が制御されている。
小さなガラス製の容器に薬液が封入されたものをいう。
受容体の機能の発現を抑制する物質をいう。リガンド(特定の受容体に特異的に結合する物質)と競合的に受容体に結合することにより、リガンドによる受容体機能の発現を防ぐ働きをもつ。拮抗薬とも呼ばれる。
ヒトの身体状態は、自律神経系により支配されている。緊張を強いられる場面では、それに適応した身体状態をつくりだすために、自律神経系のうち、交感神経系が優位になる。一方で、副交感神経系が優位になると、安息状態がつくりだされる。安息状態になると、消化器系の動きが活発になり、食物の消化吸収が促進される。
女性ホルモン成分である。脱毛は、男性ホルモンの過剰が原因の一つとされていることから、ホルモンバランスを調節するために、安息香酸エストラジオールが毛髪用薬として用いられる。
医薬品による副作用等が疑われる情報に接し、所定の様式で報告した場合に、厚生労働省から報告者に交付される書類のことである。
アロエ科のケープアロエとアロエ・アフリカーナ(又はアロエ・スピカータ)との雑種の葉から得られた乳汁を用いた生薬である。大腸刺激による瀉下作用が期待される。
蕁麻疹、湿疹、かぶれ、及びそれらに伴う皮膚の痒み、鼻炎に用いられる内服薬の総称であり、抗ヒスタミン成分を主体として配合されている。
アルミニウムが脳に沈着した状態をいう。腎不全により、アルミニウムの体外排出ができないことによって発症することが多い。
免疫反応を過剰に誘起してアレルギーの原因物質となるものをいう。抗原ともいう。卵、牛乳、ハウスダスト、スギ花粉の他、医薬品の有効成分や添加物が、アレルゲンとなり、アレルギーを引き起こすことが知られている。
蕁麻疹、湿疹、かぶれ、及びそれらに伴う皮膚の痒み、鼻炎に用いられる内服薬の総称であり、抗ヒスタミン成分を主体として配合されている。
眼科用薬の一つ。アレルギーによる流涙、目の痒み、結膜充血に用いられる。
過敏反応によって引き起こされる症状である。即時型の過敏反応により、鼻粘膜が炎症を起こすことによって、くしゃみ、鼻汁などの即時型症状を発症する。また、遅延型の過敏反応による炎症により、鼻閉などの遅延型反応を生じ、鼻粘膜過敏性が現れる。
アルミニウムが骨に沈着して、骨軟化を引き起こした病態をいう。腎不全により、アルミニウムの体外排出ができないことによって発症することが多い。
キク科アルニカの頭花を用いた生薬。抗炎症作用、血行促進作用が期待される。
pH(水素イオン濃度)が7~14を示す液体をいう。14に近づくほど強いアルカリ性を示す。
鎮静作用をもつ。解熱鎮痛成分による鎮痛作用を助けることを目的として、かぜ薬、解熱鎮痛薬に配合される。また、催眠鎮静薬、乗り物酔い防止薬に配合される。弱いながらも依存性をもつ。
膵液中に含まれるデンプン分解酵素であり、膵液アミラーゼとも呼ばれる。多糖類であるデンプンを分解し、二糖類である麦芽糖を生成する消化酵素である。
デンプンを麦芽糖に分解する作用をもつ。唾液や膵液中に含まれる消化酵素である。
抗炎症作用や組織修復作用をもつ。炎症を生じた眼粘膜の組織を修復することにより、目の炎症を改善する効果を期待して、点眼薬に配合される。また、組織修復作用を期待して、、外用痔疾用薬、外皮用薬、歯槽膿漏薬に配合される。
塩酸アモルフィン。抗真菌成分である。白癬菌の細胞膜構成成分の産生を妨げることによって、抗真菌作用を示す。白癬菌の増殖を抑えることを目的として、外皮用薬に配合される。
赤痢アメーバの経口感染により引き起こされる伝染病。大腸、直腸に潰瘍を生じ、粘液血便や断続的な下痢、痙攣性の腹痛等を伴う。赤痢アメーバが門脈を遡行し、肝臓に達して腸外アメーバ症を発症することもある。
膵液中に含まれるデンプン分解酵素であり、膵液アミラーゼとも呼ばれる。多糖類であるデンプンを分解し、二糖類である麦芽糖を生成する消化酵素である。
デンプンを麦芽糖に分解する作用をもつ。唾液や膵液中に含まれる消化酵素である。
汗腺の一つで、腋下、乳輪、陰部等に分布する。アポクリン腺は、毛包部に開口しており、毛穴から体外に放出される。アポクリン腺からの分泌物は、皮膚表面の細菌により分解されることにより、強烈な臭いを発し、腋臭(わきが)の原因となる。
汗腺の一つで、腋下、乳輪、陰部等に分布する。アポクリン腺は、毛包部に開口しており、毛穴から体外に放出される。アポクリン腺からの分泌物は、皮膚表面の細菌により分解されることにより、強烈な臭いを発し、腋臭(わきが)の原因となる。
ヨーロッパや西アジアで古くから医療目的に使用された植物由来の粘土状物質である。ケシの開花後、十数日目にできる未成熟果実の表面に傷をつけた際に採取される乳液を乾燥させて得られる。アヘンは、鎮痛作用など優れた薬効があるため、いわば万能薬として永く使用されてきた。しかし、近代に入って後に、吸引による投与方法が一般化し、さらにその主要成分のモルヒネが精製されて、静脈注射による投与方法が広まるにつれ、精神依存や身体依存による重篤なアヘン中毒が国家レベルの重大な問題になる。

